🔰論文の作り方(最短ヴァージョン)🔰

論文とは

結論を導き出すために、論理的に(①原因結果をはっきり、②整理して叙述、③感情に訴えず他に間違えにくい言葉を使って書く、④極力証拠を出す)書く文章です。


 論文と作文の違い

作文は感情を動かすように「私」のことを中心に書くのが優れていますが、論文は「客観的叙述」だけで成り立ち、「主観的叙述」、「私」や「読み手」を想定した書き方はしない、「起承転結」は忘れる、その代わり「序で問題設定」→「本文で論理的展開」→「最後に結論(問題設定にばちっと応える)」の展開で書きます。


論文の必須アイテム
パソコン(可能ならタブレットも) パソコン無い方はすぐメディアセンターで貸与申請(無料)を→https://www.u-keiai.ac.jp/kulir/pc/note_pc/を見てすぐ申請を(台数限定、保証人押印など書類のやり取りあり時間がかかる)
ソフト パソコンにMicrosoft Officeかマークアップエディタ(アウトライン表示が出来るもの)、Microsoft Officeは、大学が契約しているので、無料でインストール可能→https://www.u-keiai.ac.jp/kulir/pc/office365/タブレットにはOffice(使いにくい)の他pdfに書き込みの出来るアプリ(タブレットで利用が便利、例:iOSならMetamojiNote2-無料, MicrosoftのOneNoteなど)
参考文献 検索でさがそう
時間 卒論の場合、2〜4年で300〜500時間ほど見ておいて下さい


- Wordを使う方、卒論テンプレ、論文テンプレ、レジュメテンプレあり
- 参考文献【学術論文】精選10点→(メモフォーマットあり)
- 参考文献【その他資料、統計】検索で見つけ出す→別の機会に講義

🦉卒論の場合🦉

基本は🔰と同じ。進め方↓

  1. テーマ仮決め⇅(文献が充分でなければ成り立たないので、2と相関)
  2. 文献検索⇅(文献が充分でなければテーマが成り立たないので、1と相関)
  3.  問題設定と結論予定を仮決めする(←学術論文の問題設定・結論をExcelリストにし参考にする)
  4. 目次作成仮決め (アウトライン構造で)
  5. 目次の中に、検索で気付いた文献の内容《素材》をメモをしていく(出所注を必ず入れる)。図表はそのままcopy & pasteし出所注を書き加えればいいので、どんどん取り込む→5の作業を根気よく続けていく
  6. 全体の整理(初期段階)《素材》が充分ある項と、検索しても得られず不充分な項がある。不充分なところは成立不可と考え、整理する。それでも論理が成り立つか?
  7. 目次を整理する
  8. 目次の項目をキーワードに図解する
  9. 項の中身の論理が成り立つ部分は、それを図解する
  10. 項の中身の論理がfixしてきたところについて、文章化してみる
  11. 5〜10を各項について繰り返す
  12. 12. 全体をpdf化(タブレット所有の場合)ないし印字して(タブレット不所持の場合)読み通しつつ、修正を書き込んでいく
  13. 出所注がちゃんとついているかチェック
  14. 11〜13を何度も何度も繰り返す
  15. 目次・(図表一覧・参考文献一覧など)